地方で文芸翻訳家を目指す方に朗報!

 インターカレッジ札幌は二十二年前に札幌の地で創設、爾来、実力のある文芸翻訳家を世に送り出すべく努力してきました。現在、当校の研究室を卒業し、翻訳界で活躍している男女は三十名余に上ります。
 これまで、当校の研究室は通学が基本でしたが、近年、遠隔地から、それも外国在住の方から、研究室入室試験を受けたいとの希望が相次ぎ、現在、二十名ほどがこの試験にパスして研究室通信科の学生として訳出に励んでおられます。そして四名の方がそこからプロになられました。
 今回、〝朗報〟と申しましたのは、この実績を踏まえ、研究室通信科をより充実させたいと考えたことにあります。
 はっきり申し上げて、通信科よりは通学科のほうが実力はつきやすいでしょう。講師の独り言のようなことが意外と役に立つのです。それに、通信科の学生は自己管理をしなくてはならない。これがまたなかなか厄介なことなのです。
 しかも当校は、ところてん式に、あるいは実力もないのに卒業させることは絶対にありません。文芸翻訳とは、とても片手間でできる仕事ではないのです。もし簡単に卒業させるような学校があったら、それはインチキだとお考え下さい。ですから、本当に翻訳を学びたいという方に、そして通学は残念ながら難しいという方々のために、研究室通信科へのご案内をすることにしたのです。
 この試験に一回でパスすることは難しいかもしれません。インターカレッジ札幌の生徒のなかにも、もちろん一回でパスした優秀な方もいらっしやいますが、十回受けてもまだパスできない方もいらっしゃるのです。
 また当校では、プロの翻訳家である担当講師が直接朱入れをいたします。これは当然そうあるべきなのに、そうでない学校が多いために付記するしだいです。
 これまで、受験料は何回受けても変わりませんでしたが、今回から、五回目の受験からは半額とさせていただきます。
 インターカレッジ札幌は、母体である出版社 柏艪舎をはじめ、東京の出版社二社と業務提携をしており、優秀な方には仕事が途切れることはありません。
 なお、当校研究室には、学生一人一人の評価表があり、自分が今、文芸翻訳家としてどのレベルにあるかを随時お知らせしております。
 みなさん、どうぞ奮ってインターカレッジ札幌の研究室通信科にご参加ください。

研究室通信科に関してはこちら



文芸翻訳研究室入室試験 受験詳細

文芸翻訳研究室入室試験は、随時受け付けております。
合格者は【文芸翻訳研究室】もしくは【文芸翻訳研究室通信講座】へ入室することができます。
・申込方法:①郵便番号 ②住所 ③氏名(フリガナ) ④電話番号 ⑤性別 ⑥メールアドレス(携帯不可)を明記し、メールにて当校までお申し込みください。受験料のお振り込みをもって申込完了となります。
ご入金確認後に、メール添付にて課題を送付させていただきます。

・試験概要
〈一次審査〉試験配布から一週間の締切までに提出された訳稿を出題講師が採点し、一次の合否を判定。
〈二次審査〉一次審査を通過した訳稿を二人の講師が採点し、最終合否を決定。訳稿提出後、最終発表まで二週間ほど要します。
※提出期限を過ぎると、採点の対象となりませんのでご注意ください。

・受験料:10,500円(税込)
・お振込先:北洋銀行 本店営業部 普通3998033
      ゆうちょ銀行 02760-8-38032(279ニナナキュウ 当座0038302)ユウ)インターカレッジ

【文芸翻訳研究室(通学)】講座詳細
・回数:毎月2回、年間20回(8月、12月を除く)
・曜日:第2、第4金曜日(7月~11月は第4月曜日・火曜日)
・時間:18:30~20:30
・受講料:208,000(年間)※お支払いは1回、2回、4回のいずれかです。
・講師:山本光伸先生、中山善之先生

【文芸翻訳研究室通信講座(通信)】講座詳細
・回数:毎月1日、15日、年間20回(8月15日、1月1日を除く)
・受講料:175,000円(年間)
・講師:山本光伸先生、中山善之先生、後藤健治先生



『研究室通信受講者・福森さんの声』
〈どのような取り組み方をしてきたのか、翻訳をしていくうえで役立ったことや感想〉
 実は以前別の翻訳学校に通っていたのですが、子育てで時間の自由が利かなくなり、授業に毎回出ることが難しくなっていました。
 そんなときに出会ったインターカレッジ札幌の通信制コースは、まだまだ翻訳の勉強を続けたい、プロを目指したい、でも隙間の時間しか取れない、予定が立てにくい、というこちらのわがままな条件を見事に満たしてくれました。
 通学とちがって切磋琢磨するクラスメートがいないため、訳がひとりよがりにならないよう、返却された先生のコメントを頼りに、自分の悪い癖を直すことを心がけました。また、実際に仕事を始めれば基本的にひとりで勝負するわけですから、自分の訳文を客観的に手直ししたり、コツコツと調べ物を重ねたり、スケジュールの管理をしたり、プロに必要な〝根気と覚悟〟を身につけることができたと思います。もちろん、プロの翻訳家でもいらっしゃる先生がたの貴重な添削とコメントによって、マンツーマンで目から何枚も鱗を剥がされ、大きく押し上げていただけたことに感謝しています。



訳本紹介:いずれも論創社より(論創海外ミステリ)

福森典子(ふくもり・のりこ)
大阪生まれ。幼少期より通算10年の海外生活ののち国際基督教大学卒業。企業勤務を経て翻訳を志し、インターカレッジ札幌ほかで学ぶ。