第16回翻訳コンクール 受付開始

☆はじめに
インターカレッジ札幌では現在まで15年にわたり、皆様のご協力とご参加を得て、翻訳コンクールを実施して参りました。これまで12名の最優秀者が誕生し、今日多くの方が翻訳者として活躍されている姿を見るにつけ、優秀な文芸翻訳家を育て世に出すという当初の目的が果たされつつあるという喜びとともに、何がしかの満足感をも覚えております。
 しかしながら、コンクール最優秀者の選定の仕方に一つ問題が生じて参りました。それはつまり、コンクールという時間的、分量的な制約のなかでは、翻訳者の真の実力を測りがたいということであります。当校の場合、二次試験まで用意し、出題の長さもレベルもかなりのものと自負しておりしたが、やはり、それだけでは充分ではないのです。
 ご存知のとおり、翻訳家は100メートルをフルスピードで駆け抜ける技術と同時に、42.195キロメートルをイーブンペースかつハイレベルを維持したまま走りきる技量と体力を持っていなければなりません。そしてどうしてもコンクールだけでは、前者の技量しか測れないことが判明したのです。これはもちろん一般論でありコンクール最優秀者のなかには、上記二つの技術を立派に具えている方がいらっしゃいました。
 しかしながら、この15年の経験を踏まえ、さらにコンクールを質的に充実させるべく、今回から変更を一つ加えることにいたしました。それは、最優秀者には、“プロ翻訳家認定テスト”を受けていただくということです。要するに、最優秀者に選ばれたということは、このテストを受ける資格を得たと考えていただきたいのです。ようやく、プロの翻訳家の入口に立てたのだと。最優秀者に限り、この“プロ翻訳家認定テスト”は無料であり、年1回のテストを何回でも受けていただくことができます。(※)
 この方法によって、プロを安易に輩出するという弊害を阻止し、金銭的な無駄を廃し、そしてもっとも肝心な、皆様の翻訳レベルのアップに寄与できるのではないかと考えます。皆様のご理解といっそうの研鑽をお願いするしだいです。
 
※なお、この“プロ翻訳家認定テスト”を外部から、つまり当校の翻訳コンクールを受験し、最優秀者になることなく受験していただくことも可能ですが、その際の受験料は1回ごとに3万円+税となります。(原文100頁ほどの中編を訳していただきます)
 
☆応募について
審査は第一次と第二次の2回にわたって行ないます。第一次審査の通過者は30名程度。その方々は秋からの第二次審査(無料)に進んでいただきます。第一次審査のテキストは参加費の振込みを確認後、5月27日(月)に参加者に一斉に配布(Eメールまたは郵送)いたします。第一次審査通過者の発表は本人への直接連絡(Eメールまたは郵送)と本校HPにて行ないます。第二次審査の内容に関しましては通過者にのみ通知いたします。
・応募締切      2019年5月17日(金)(参加費の振込みをもって受付完了となります)
・第一次訳出期間 2019年5月27(月)~6月21日(金)(当日消印有効)
・第一次審査発表 2019年8月19日(月)(本人への直接連絡、本校HP)
・第二次訳出期間 2019年8月26日(月)~10月18日(金)(当日消印有効)
・最終審査発表  2019年12月6日(金)(本人への直接連絡、本校HP)
・応募資格    プロ・アマの別を問いません。ただし、手慣れた文章よりも清新な文章を求めます。
・課題作品    英文の長編小説、もしくは短編の一部(課題に関するお問い合わせにはお答えできません)
公平を期すために課題は参加者全員に同じテキストが配布されます。第一次審査はA4用紙4~5枚程の英文。第二次審査は同7~8枚程の英文。応募原稿は返却いたしません。
・参加費     4,800円(税込。振込手数料参加者負担)
 
☆各賞の概要
・最優秀賞:  「プロ翻訳家認定テスト」受験資格
※上記テストを合格の場合、英語圏の長編小説もしくは短編集の翻訳(全訳)依頼(作品未定)㈱柏艪舎より出版
 
・優秀賞(3~5名) :インターカレッジ札幌の翻訳講座短期受講券(通信有り)
or 図書カード(五千円分)
 
☆審査委員
・山本光伸(インターカレッジ札幌、及び㈱柏艪舎代表、翻訳家)
                                他計7名
 
☆申し込み方法
本校インターカレッジ札幌HP(http://www.intercollege.co.jp)をご確認のうえ、①郵便番号 ②住所 ③氏名(フリガナ) ④電話番号 ⑤性別 ⑥メールアドレスを明記し、メール(contest@intercollege.co.jp)もしくは郵便にて当校までお申し込みください。郵便でお申し込みをされる際は、返信用の郵便切手80円を同封してください。参加登録と当校指定口座への振込みをもって完了となります。
 
インターカレッジ札幌翻訳コンクールの特色
☆最優秀者(プロ翻訳家認定テスト合格者)は即翻訳家デビュー!
すでに当コンクールより、7名の方の翻訳作品が出版されています。(その他5名の方が現在訳出中です。)

☆プロの翻訳家による厳正な審査!
●一次と二次の二度の審査で最優秀者を決定。
●審査委員長は40年のキャリアを持つベテラン翻訳家、山本光伸。
     【山本光伸 過去翻訳作品】
     ロバート・ラドラム  『暗殺者』(新潮社)、
               『シグマ最終指令』(新潮社)
     デイヴィッド・マレル  『蛍』(早川書房)、
               『ダブルイメージ』(二見書房)
     デイヴィッド・リンジー 『狂気の果て』(新潮社)、
               『グラスハート』(新潮社)
     ボブ・グリーン  『デューティ』(光文社)
     アルフレッド・ランシング『エンデュアランス号漂流』(新潮社)
その他約200冊
『誤訳も芸のうち』『R・チャンドラーの「長いお別れ」をいかに楽しむか』(山本光伸著)が絶賛発売中です。
“山本光伸の翻訳論”に触れてみませんか?
http://www.hakurosya.com/books/book.php?book_id=219
http://www.hakurosya.com/books/book.php?book_id=232
 
●一次/二次ともに審査結果の講評をホームページに掲載。
 【例】〔P3、24行目〕“It’s reductive.”
ここは、還元主義、といった訳が多かったのですが、意味がよくわかりません。こういうところは、とくに恋人同士の会話なのですから、わかりやすくするべきでしょう。要するに、“単純なことよ”といった意味だと思います。
 
〔P3、30~31行目〕“What are you?”
この訳も、あんたは何? ではあまりに乱暴です。やはり、あなたはいったい何者? ぐらいでしょうか。こういうところはさほど違いがないように見えますが、これこそ似て非なるもの、プロがいちばん気を使うところなのでご用心を。
 
☆出版時期(予定)
 2021年出版。
 
☆お問合せ先  〒060-0002
        札幌市中央区北2条西3丁目1番 タケサトビル6階
        インターカレッジ札幌「翻訳コンクール」係
受付時間/10:00~18:00(土・日・祝日除く)
TEL  :011-219-1772
FAX  :011-219-1210
        E-mail  :contest@intercollege.co.jp
        HP   :http://www.intercollege.co.jp/
         (担当:青山万里子)
 
☆主催:(有)インターカレッジ札幌
  
☆注意
 参加申し込みは、メール、もしくは郵送による参加登録当校指定口座への振込みをもって完了となります。
 
(参加費振込先)
・ゆうちょ銀行
 ㈲インターカレッジ
 02760-8-38302
・ゆうちょ銀行 279(ニナナキュウ)
・当座 0038302 (ユウ)インターカレッジ
・北洋銀行 本店営業部 普通預金 3998033 ()インターカレッジ
※払込取扱票には、住所、お名前、電話番号を忘れずにご記入ください。また、通信欄には「翻訳コンクール参加費」とお書き添えください。
 
参加費の振込みから二週間以上経ってもこちらから連絡がない場合、お手数ですが当コンクール担当者までご連絡ください。